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zoom RSS JA1DI型弐式ノイズキャンセラー、とりあえずのまとめ

<<   作成日時 : 2014/10/25 00:15   >>

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6月末からテストしていたノイズキャンセラー、その格闘の記録は下部リンクから辿って頂くこととして。
9月末あたりで冷房運転での激しく醜いエアコンノイズは消えたものの、10月に入ってからは恐らくはドライか暖房モードのやや弱めのエアコンノイズが出てきている。もちろん、ウチが発するものではなく、お隣さんによるものなのだけれど、良く考えてみると、エアコンの室外機が発する騒音は一年を通して間断ない。個人の趣味だろうから何の文句をつけられるものでもないとはいえ、密かに悪態をつく生活というのはこれからも続いてゆくのだろう。とすれば、エアコンノイズは明らかに人間に対しては有害であると断言できる

さて、一応の成果をもたらしたJA1DI型弐式ノイズキャンセラーの回路図を晒しておく。これはメインアンテナ、ノイズアンテナともに狭いベランダに設置した2本の広帯域アクティブループを使用して、冷房運転中のエアコンノイズをキャンセルしたもの。メインアンテナはノイズの影響を受けるが目的たる信号を捉えられるもの、ノイズアンテナはノイズの影響を派手に受けるアンテナである必要がある。理論の正しいところはいまだに理解の範囲外にあるのだけれど、2本のアンテナの波形を逆相で重ねることによって、打ち消そうというもののハズであるから、1本のアンテナを分配して使おうなどと考えてはイケない。仮にそうした場合、すべての信号が打ち消し合うことになる。のだろうが、実際にはそうはならないのが不思議なトコロ。しかし、2本のアンテナを使った場合、ノイズが理由でそれぞれ単独では聞こえない信号も、ノイズキャンセラーを通すと浮き上がってくることもあったりする 住宅事情から2本のアクティブループでしかテストができないが、組み合わせるアンテナでも効果の程が変わるのはググるくんから報告を受けている。
↓のノイズキャンセラーのオリジナルはHAM Journal のNo.96 1995年3・4月号にJA1DI 山口意颯男氏が発表したもので、移相回路からの信号の取り出し方、および定数の一部を変更してある。これらはネット上に公開されている作例のいくつかを参考に、テストしながら決定したもので、理論的な裏付けがあるものではありません また、各部に挿入されていた3dBのパッドは、ウチで使う限りミスマッチで起こるロスよりも大きいと判断されたため取り外してあります。また、ノイズアンテナの入力側のボリュームによる簡易アッテネータは必須、JA1DI氏の回路にこのアッテネータを取り付けただけで効果が激変しています。なお、オリジナルの回路図はJO7NLI氏がホームページで公開しています。また、ノイズキャンセラーの出力はFET GG広帯域増幅器(山村英穂氏著・CQ出版社「定本 トロイダル・コア活用百科」)を通して12dBほどゲインを稼いでいます。このアンプは使用しているアンテナおよび配置の関係で、ノイズキャンセル時に目的たる信号も減衰されてしまうために使用しています。ノイズアンテナがキャンセルしたいノイズだけをうまく捉えることができたとすれば、アンプは不要でしょうし、取り外した3dBパッドも入れられるのでしょう。
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ケースは幅150Wのものを使用。フロントはこんな感じ↓
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メインアンテナを選択し、BANDはLOW(スイッチクローズ)、PHASEはINV(スイッチへの配線の仕方に依存)にセット、3つのボリュームの調整を繰り返してノイズをキャンセルします。BALANCE→PHASE→NOISE ANTENNA GAINの順に大まかに調整して、その後コチョコチョやるのが良さそうです。
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↑裏面。電源はDC12Vのトランス式ACアダプタを使用。定電圧化はしてありませんので、実際には高めの電圧で使用しています。
↓内部。横長配置のラグ板がノイズキャンセラー部、縦長配置のラグ板がGGアンプ。実験用と割りきって作ったのでラグ板配線です。
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以前は、製品版のノイズキャンセラーであるANC-4を使っていましたが、効果らしい効果は得られませんでした。今考えてみればこれは組み合わせたノイズアンテナが問題だったのでしょう。キャンセルしたいノイズはノイズアンテナだけではなく、メインアンテナでも捉えている必要があるのですから、ANC-4のロッドアンテナを伸ばした状態で、室外の、吟味し尽くした位置に設置したALAが受けていたノイズがキャンセルできるはずもなかったのだと思います。あるいはキャンセルしたいノイズはメインアンテナだけではなく、ノイズアンテナでも捉えている必要があるのですから(以下略)

ウチのように外来ノイズに侵食された世界でもBCLをしたいと思うと、ノイズキャンセラーはある意味「希望」なのですが、作例は多くありません。ここまでしてBCLをしようと考えるのが異常なのかも知れません 実は、パッシブの簡単な回路でもノイズによってはキャンセルすることができたりします。
現状の最大の問題は、SDRのように帯域をごそっと受信するような場合のエアコンノイズへの効果。例えば中波帯だと、おおまかには帯域全体のエアコンノイズは減らせますが、気にならない程度までキャンセルできる帯域は極めて狭く、9kHzセパレーションの1チャンネル限定と考えていいのかも知れません(当地比) 隣接するチャンネルに移動すると、微調整したくなってしまうことも多々ありました。大抵の場合はPHASEをほんのちょっとだけ動かしてやれば済みましたが。

このノイズキャンセラーはうまく調整すれば、同一周波数の混信局の信号を弱めたりすることができたりします。これまで難攻不落、超珍局とされてきた福井放送をピックアップできた時には「ういやつ、ういやつ」とアタマをナデナデしてしまったくらい

自作のノイズキャンセラーの効果は↓のリンクからどうぞ。また、音声ファイルを再生する場合には音量に留意のうえ、相当の覚悟をお願いします。BCLならば聞きたくない音、ですので
テーマ「ノイズキャンセラー」のブログ記事一覧

BCLしたい、と思いつつも、工作したり実験したりしていると、「受信する」という本来の目的から逸脱してしまうのは、実はエアコンノイズによる一番の悪影響なのかも知れません

ケース込みでの製作費の概算は4000円程度、うまく行かなくても損害賠償請求などなきよう

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんわ、ちょいと興味が湧いてFET J310をググって見たところ、アマゾンで売ってるのですね α35円ほど、かなり驚きました ( ̄□ ̄;)!!
また販売してるところにも 驚愕 (^_^;)
少し前までPchFETと組み合わせて、ラムダダイオードモドキを作ろうとしていたので気になった次第です
RnkerAC
2014/11/20 23:44
J310もVishayだとかFairchildなどでは製造中止品のようですが、まだかなり在庫があるようなので気楽に使っています。100個単位だと1個あたり20円以下で手に入ります。表面実装型はまだ製造しているようですね。
Saitama Radioholic I...
2014/11/21 00:14
J310 ちょっと考えちゃいます (^_^;)
 100個かぁ? 買っても私が死ぬまでに使い切れないでしょう
 先述のPchFETも、今時RFで使える奴なんぞ
あるわきゃ無ぇ〜や と思っていたら、国内エフェクター屋さんが持っていまして、めんどくさいデジキーやchip1なんぞに頼まなくても済みました (^_^;) 
ラムダダイオードモドキ発振回路もあっさり成功
 拍子抜けした次第であります
RankerAC
2014/11/21 00:58
ウチには使い切れない量の2SC1815/2SA1015が眠っています
Saitama Radioholic I...
2014/11/21 10:23
>2SC1815/2SA1015  私も同じくです (^_^;) ディスコンになるってはなしだったので即購入 でもセカンドソース品が後から後から ありゃ でした、
ついでに安売りしていたS9018やS8550 S8505なんかも買って後悔しております
RankerAC
2014/11/21 23:55
S9018も数十個単位で眠っています。こちらは恐らく日の目を見ることはなさ気です
Saitama Radioholic I...
2014/11/22 00:00

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